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N-BOXカスタム16インチ化:乗り心地の変化と全知識【完全ガイド】

N-BOXカスタム16インチ
目次

はじめに

ホンダ N-BOXカスタムは、その広い室内空間、優れた燃費性能、そしてスタイリッシュなデザインで、軽自動車市場において絶大な人気を誇ります。多用途性とカスタマイズ性の高さも魅力の一つであり、特にホイール交換は定番のドレスアップメニューです。中でも16インチホイールへのインチアップは、見た目の迫力を増す人気のカスタムですが、多くのオーナーや購入検討者が気になるのが「乗り心地への影響」ではないでしょうか。

毎日使うクルマだからこそ、乗り心地は重要な要素です。「N-BOXカスタムに16インチホイールを装着すると、乗り心地はどう変わるのか?」この疑問に答えるため、本記事では最新の情報、実際のオーナーレビュー、そして技術的な側面から、N-BOXカスタムの16インチ化に伴う乗り心地の変化を徹底解説します。標準仕様の確認から、メリット・デメリット、乗り心地変化の理由、悪化を軽減する対策、さらには購入・カスタム検討者向けの注意点まで、網羅的に情報を提供します。

N-BOXカスタムの標準足回り:基本を知る

N-BOXカスタムの標準足回り:基本を知る

16インチ化の影響を評価する前に、まずはN-BOXカスタムのノーマル状態を知ることが重要です。メーカーは、快適性、燃費、コストのバランスを考慮して、標準のホイール・タイヤサイズとサスペンション形式を設定しています。

純正ホイール・タイヤサイズ

N-BOXカスタムの純正サイズは、主にNA(自然吸気)モデルとターボモデルで異なります。近年のモデル(JF3/JF4、JF5/JF6)では、以下のサイズが標準的です。

  • NAモデル (G・L, G・EXなど): 14インチアルミホイール、タイヤサイズ 155/65R14
  • ターボモデル: 15インチアルミホイール、タイヤサイズ 165/55R15

旧モデル(JF1/JF2)も同様の傾向でした。これらのサイズに共通する基本スペックとして、PCDは100mm、穴数は4穴、ハブ径は56mmです。

注意点として、インセット(オフセット)がサイズによって異なる場合があります。14インチでは+40mm、15インチでは+45mmが一般的です。インセットはホイールが車体のどの位置に取り付けられるかを示す数値で、ハンドリングやフェンダーとのクリアランスに影響します。

表1: N-BOXカスタム 純正ホイール・タイヤスペック概要 (JF3/JF4/JF5/JF6世代)

グレード標準タイヤサイズホイールサイズPCD穴数インセットハブ径
カスタム (NA)155/65R1414×4.5J100mm4穴+40mm56mm
カスタム ターボ165/55R1515×4.5J100mm4穴+45mm56mm

このベースラインを理解することで、16インチ化によるタイヤの扁平率の変化や、選択するホイールのインセットによる違いが、乗り心地や適合性にどう影響するかをより深く考察できます。

サスペンション形式

N-BOXカスタムのサスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにはFF(前輪駆動)モデルでトーションビーム式(車軸式)、4WDモデルではド・ディオン式が採用されています。これらは軽自動車やコンパクトカーで広く用いられる形式で、コストとスペース効率に優れ、日常的な使用において十分な快適性を確保するように設計されています。

16インチ化:オーナーの声と評判

16インチ化:オーナーの声と評判

理論上の影響もさることながら、実際に16インチホイールを装着したオーナーの生の声は、乗り心地という主観的な要素を理解する上で非常に貴重です。

乗り心地は悪化する?肯定/許容的な意見

意外にも、16インチ化による乗り心地の悪化をあまり感じない、あるいは許容範囲内、さらには好ましいと感じるオーナーもいます。

  • 「BBSにトランパスruk165 55 16。テインフレックスZ。乗り心地はそんなに変わらないです」
  • 「最近のアルミは純正よりかなり軽いですし タイヤの性能もかなりいいので 乗り心地はいいと思います。だいたい 偏平で40タイヤまでは以外にいいですよ」
  • 「15インチにアップしても乗り心地全く悪くありません」という意見もあり、16インチでも同様に感じる層がいる可能性を示唆しています。
  • 「個人的には固めの乗り味が好きなので結果的にはすべての面でプラスになった感じです」と、変化をポジティブに捉える声もあります。
  • 「乗り心地は悪くない」というシンプルな評価も見られます。

やっぱり硬くなる?否定的な意見

一方で、多くのオーナーが乗り心地の硬化や突き上げ感の増加を指摘しています。

  • 「タイヤは海外製なので、静粛性は良いのですが乗り心地は硬い感じです」
  • 「16インチ以上は乗り心地が悪く、コストも大幅アップになります」
  • 「乗り心地は、段差を乗り越える際はやはり固いです」
  • 「マンホールの凹みとかに入ると、ドンと軽く突き上げた後ふわっとしたショックが出ますが、不快になるような乗り心地ではありませんです」
  • 「ゴツゴツ感が増した」「突き上げ感が大きくなった」という直接的な悪化の報告もあります。
  • 特定の状況下での問題も指摘されており、「荒れた路面でのロードノイズが気になります」という声があります。
  • 後部座席の快適性低下を指摘する声も。「強いて言うなら後部座席はゴツゴツ感じます」。

見た目と走りの変化

乗り心地の変化と同時に、見た目や走行フィールに関する意見も多く見られます。

  • 見た目: インチアップの主な動機が「カッコいいから」であることは多くのオーナーが認めるところです。ホイールのデザインやサイズ感が強調され、ドレスアップ効果は高いと言えます。
  • ハンドリング: 14インチの純正タイヤに対して「ふにゃっと感がハンドリングを邪魔します」という意見があり、インチアップによるタイヤ剛性の向上がハンドリングをシャープにする効果が期待されます。実際に「高速の安定性UP」「安定性はいいです」といった声があります。
  • ネガティブな変化: 「ハンドルが少し重くなる」と感じる人もいるようです。

これらのオーナーの声から浮かび上がるのは、16インチ化による乗り心地の変化は非常に主観的であり、一概に「良くなる」「悪くなる」とは言えないということです。一部のユーザーは変化を感じないか、むしろ向上したと感じる一方で、多くのユーザーは硬さや突き上げ感の増加を報告しています。この違いは、個人の感覚差はもちろん、装着するタイヤの種類(銘柄、サイズ:165/45R16か165/50R16か)や、同時にサスペンション交換などの他のカスタムを行っているかによっても大きく左右されると考えられます。N-BOXカスタムのグレード(NAかターボか、FFか4WDか)による車両重量の違いも、サスペンションの反応に微妙な影響を与える可能性があります。

結論として、16インチ化は多くの場合、見た目の向上やハンドリングのシャープさと引き換えに、ある程度の乗り心地(特に快適性)を犠牲にするトレードオフの関係にあると言えるでしょう。だからこそ、後述するタイヤ選びや対策が重要になってきます。

なぜ乗り心地が変わるのか?技術的な理由

なぜ乗り心地が変わるのか?技術的な理由

オーナーが感じる乗り心地の変化は、単なる感覚的なものではなく、ホイールとタイヤの物理的な特性変化に基づいています。主な技術的要因は以下の通りです。

タイヤの扁平率低下の影響

インチアップする際、タイヤの外径を純正サイズに近づけるために、タイヤの扁平率(タイヤの断面高さ ÷ タイヤの断面幅 × 100)を低くする必要があります。例えば、165/55R15から16インチにする場合、165/50R16や165/45R16といった、より扁平率の低いタイヤを選択します。

タイヤの側面部分(サイドウォール)は、路面からの細かな凹凸や振動を吸収する重要なクッションの役割を担っています。扁平率が低いタイヤはサイドウォールの高さが低くなるため、このクッション効果が減少します。結果として、路面からの衝撃や振動が吸収されにくくなり、サスペンションやボディに直接伝わりやすくなるため、乗り心地が硬く、ゴツゴツと感じられるようになります。

また、低扁平タイヤは、形状維持やハンドリング性能向上のために、サイドウォール自体の剛性が高く設計されていることが多く、これも乗り心地の硬さに寄与する要因となります。

バネ下重量の変化

バネ下重量とは、サスペンションのスプリングによって支えられていない部分(ホイール、タイヤ、ブレーキ部品、サスペンションアームの一部など)の総重量を指します。

一般的に、バネ下重量が軽いほど、サスペンションは路面の凹凸に対して素早く追従できるようになり、タイヤの接地性が向上し、乗り心地や運動性能に良い影響を与えます。逆にバネ下重量が増加すると、サスペンションの動きが鈍くなり、路面からの衝撃をいなしきれずに車体が揺すられたり(いわゆる「バネ下のバタつき」)、ゴツゴツとした乗り心地になったりする傾向があります。

16インチホイールは、純正の14インチや15インチホイールと比較して、一般的に重量が増加する傾向があります。特にデザイン性の高い鋳造ホイールなどは重くなりやすく、これがバネ下重量の増加を通じて乗り心地を悪化させる一因となり得ます。

ただし、軽量なアフターマーケットホイール(鍛造ホイールやフローフォーミング製法のホイールなど)を選択すれば、純正ホイールよりも軽量化できる場合もあります。この場合は、バネ下重量の増加による乗り心地への悪影響を軽減、あるいは改善できる可能性もあります。しかし、ホイール単体で軽量化できても、タイヤ自体の重量も考慮する必要があり、総合的な重量変化を見ることが重要です。

サスペンションへの影響

車両のサスペンションは、基本的に純正のホイールとタイヤの特性(重量、タイヤの剛性、クッション性など)に合わせて設計・チューニングされています。

16インチ化によってタイヤの扁平率が低下し、サイドウォールのクッション性が減少すると、より鋭い衝撃がサスペンションに入力されるようになります。純正のダンパー(ショックアブソーバー)は、元々よりハイトのある(厚みのある)タイヤが吸収してくれるはずだった細かな振動や、急な突き上げに対して、十分な減衰力を発揮しきれない場合があります。特に荒れた路面では、純正サスペンションが衝撃を吸収しきれず、乗り心地が悪化したと感じやすくなります。

また、バネ下重量が増加した場合、サスペンションがホイールの上下動を制御するためにより大きな力が必要となり、ダンパーへの負荷が増加します。

これらの要因が複合的に作用することで、16インチ化に伴う乗り心地の変化が生じます。特にタイヤの扁平率低下によるクッション性の減少は、軽量ホイールを選んだとしても避けられない、乗り心地悪化の最も直接的かつ大きな要因と言えるでしょう。したがって、乗り心地の悪化を軽減するための対策は、このタイヤの特性変化にいかに対応するかが鍵となります。

16インチ化のメリット・デメリットまとめ

16インチ化のメリット・デメリットまとめ

N-BOXカスタムを16インチにインチアップする際の主なメリットとデメリットを整理します。

メリット

  • 見た目の向上: ホイールが大きく見え、タイヤハウスの隙間が埋まる(ように見える)ことで、スタイリッシュで迫力のある外観になります。多くの場合、これが最大の動機です。
  • ハンドリング性能の向上: タイヤのサイドウォール剛性が高まり、たわみが少なくなるため、ステアリング操作に対する応答性が向上し、よりダイレクトな操舵感が得られます。コーナリング時の安定性も向上する可能性があります。
  • 高速安定性の向上: より幅広のタイヤを選択することが多いため、直進安定性やレーンチェンジ時の安定感が増すことが期待できます。
  • ブレーキ性能の向上(可能性): タイヤの接地面積が増えることで、制動力が向上する可能性がありますが、タイヤのコンパウンド(ゴム質)にも大きく依存します。インチアップに伴いブレーキへの負荷が増すため、ブレーキ強化を同時に検討するユーザーもいます。

デメリット

  • 乗り心地の悪化: 低扁平タイヤによるクッション性の低下で、路面の凹凸や段差での突き上げ感が強くなり、ゴツゴツとした硬い乗り心地になりがちです。
  • 燃費性能の低下: 一般的に、ホイール重量の増加やタイヤ幅の増加による転がり抵抗の増大により、燃費が悪化する傾向があります。N-BOXの元々の燃費性能からどれだけ低下するかは、選択するホイールやタイヤ、運転状況によります。
  • コスト増: 16インチのホイールとタイヤは、純正サイズの14インチや15インチに比べて価格が高くなるのが一般的です。タイヤ交換時の費用も高くなります。
  • ロードノイズの増加: タイヤ幅が広くなったり、タイヤのパターンによっては、路面からの騒音(ロードノイズ)が大きくなることがあります。
  • 加速性能への影響: バネ下重量が増加した場合、発進時や加速時の軽快感が若干損なわれる可能性があります。
  • タイヤ/ホイールへのダメージリスク増: タイヤのサイドウォールが薄くなるため、縁石への接触や、深い段差・穴(ポットホール)を通過した際に、タイヤやホイールが損傷するリスクが高まります。

表2: N-BOXカスタム 16インチ化 メリット・デメリット一覧

項目メリットデメリット主な理由
見た目スタイリッシュさ、迫力の向上大径化、デザイン性
乗り心地硬化、突き上げ感の増加タイヤ扁平率低下によるクッション性減、バネ下重量増(場合による)
ハンドリング応答性向上、安定性向上ハンドルが重くなる可能性タイヤ剛性向上、サイドウォールたわみ減
燃費悪化傾向重量増、転がり抵抗増
コスト初期費用、交換費用増大径タイヤ・ホイールの価格
ノイズロードノイズ増加の可能性タイヤ幅、パターン、剛性
耐久性タイヤ・ホイールのダメージリスク増サイドウォール薄化
加速性能悪化の可能性(重量増の場合)バネ下重量増

この表は、16インチ化を検討する際に考慮すべき点を明確にし、個々のユーザーが何を優先するかを判断する材料となります。

乗り心地悪化を軽減するには?対策と工夫

乗り心地悪化を軽減するには?対策と工夫

16インチ化による乗り心地の悪化は避けられない側面もありますが、適切な対策を講じることで、その度合いを最小限に抑えることは可能です。

タイヤ選びのポイント

最も重要な対策の一つがタイヤ選びです。

  • サイズ選択 (165/50R16 vs 165/45R16):
    • 165/50R16: 45扁平に比べてサイドウォールの高さがわずかに高いため、乗り心地の面では有利とされています。純正15インチ(165/55R15)の外径に近く、スピードメーターの誤差も比較的小さく抑えられます。ただし、タイヤ外径が若干大きくなるため、フェンダーとのクリアランスがシビアになる可能性があります(特にローダウン時)。ノーマル車高での使用や、乗り心地を重視する場合に推奨されることが多いサイズです。装着例多数。
    • 165/45R16: より扁平率が低く、見た目のシャープさやハンドリングのダイレクト感は増しますが、乗り心地は硬くなる傾向にあります。外径が純正15インチよりやや小さくなるため、フェンダーとの隙間は確保しやすいですが、ローダウンしない場合はタイヤハウスの隙間が目立つ可能性もあります。装着例あり。選択する際は、車両の耐荷重能力を満たすロードインデックス(LI)であることを必ず確認する必要があります。
  • コンフォート系タイヤの選択: タイヤの銘柄選びも重要です。スポーツ性能を追求したタイヤは一般的に乗り心地が硬めです。乗り心地や静粛性を重視する場合は、「コンフォートタイヤ」や「ツーリングタイヤ」として販売されている銘柄を選ぶのが効果的です。これらのタイヤは、柔軟なサイドウォール構造や、ノイズを低減するトレッドパターンを採用していることが多いです。

適切な空気圧管理

タイヤの空気圧は、乗り心地に直接的な影響を与えます。空気圧が高すぎるとタイヤが硬くなり、路面からの衝撃を直接伝えやすくなります。逆に低すぎると、走行安定性が悪化し、タイヤの異常摩耗や損傷、燃費悪化の原因となります。

インチアップした場合、純正指定空気圧(運転席ドア開口部などに記載)が最適とは限りません。特に、タイヤのロードインデックスが変わる場合は、車両の重量を支えるために必要な空気圧が変わることがあります。タイヤメーカーが提供する空気圧検索ツールを利用したり、専門ショップに相談したりして、適切な空気圧を見つけることが重要です。

一部のユーザーは、指定空気圧よりも若干低めに設定することで乗り心地が改善したと報告していますが、安全マージンを考慮し、下げすぎには十分注意が必要です。定期的な空気圧チェックと調整を心がけましょう。

軽量ホイールの選択

前述の通り、バネ下重量の増加は乗り心地悪化の一因です。これを軽減するために、軽量なホイールを選ぶことも有効な対策です。

一般的に、鋳造(Cast)ホイールよりも、鍛造(Forged)ホイールやフローフォーミング(Flow Forming / MAT製法などとも呼ばれる)製法のホイールの方が軽量です。価格は高くなる傾向がありますが、乗り心地や運動性能への貢献を期待できます。BBS やRAYS など、軽量ホイールで知られるブランドもあります。

サスペンション交換・調整の検討

乗り心地に対して特に敏感な場合や、ローダウンも同時に行いたい場合は、純正サスペンションからアフターマーケット製のサスペンション(車高調整式サスペンションキット(車高調)や、乗り心地に配慮したローダウンスプリングなど)への交換も選択肢となります。

減衰力調整機能付きの車高調(例: BLITZ DAMPER ZZ-R、TEIN FLEX Z)であれば、16インチホイールの特性に合わせてダンパーの硬さを調整し、純正よりも良好な乗り心地と走行安定性のバランスを見つけられる可能性があります。

ただし、ローダウンスプリングのみの交換は、組み合わせる純正ダンパーとの相性によっては、かえって乗り心地が悪化する場合もあるため注意が必要です。RSR Ti2000 のような、ヘタリ保証や乗り心地への配慮を謳う製品もあります。サスペンション交換は費用も手間もかかるため、最終的な手段として検討するのが良いでしょう。

これらの対策には優先順位があります。まずタイヤ選び(サイズと銘柄)が最も基本的かつ効果的な対策です。次に、適切な空気圧管理はコストをかけずにできる重要な調整です。軽量ホイールの選択は予算が許せば有効な手段ですが、必須ではありません。サスペンション交換は、より大きな変化を求める場合や、他の対策で満足できない場合の、より高度な選択肢と言えます。

16インチ装着ガイド:購入・カスタム検討者向け

16インチ装着ガイド:購入・カスタム検討者向け

実際にN-BOXカスタムに16インチホイールの装着を検討している方向けに、具体的な注意点や情報をまとめます。

適合ホイール・タイヤサイズの選び方

  • ホイールサイズ:
    • 直径: 16インチ
    • リム幅: 5.0J、5.5J、6.0Jあたりが一般的です。5.5Jが多く見られます。幅が広くなると、タイヤの選択肢やフェンダーとのクリアランスに注意が必要です。
    • PCD: 100mm
    • 穴数: 4穴
    • インセット(オフセット): ここが非常に重要です。純正は+40mm(14インチ)または+45mm(15インチ)。アフターマーケットの16インチでは、+45mm〜+48mmあたりが多く選択されています。インセット値が小さいほどホイールは外側に出ます。フェンダーからはみ出さない(ツライチを目指す場合も含む)ように、リム幅との組み合わせで慎重に選ぶ必要があります。特にローダウンしている場合や、太いタイヤ・ホイールを装着する場合は注意が必要です。スペーサーの使用は、さらなる調整を可能にしますが、取り付け精度や法規適合性に注意が必要です。
  • タイヤサイズ:
    • 主に 165/50R16 または 165/45R16。それぞれのメリット・デメリット、乗り心地への影響は前述の通りです。165/40R16というさらに低扁平なサイズも存在しますが、乗り心地は極めて硬くなることが予想されます。
  • ロードインデックス (LI): 選択したタイヤのLI値が、車両指定のLI値(純正タイヤのLI値)以上であることを必ず確認してください。LIが不足しているタイヤの使用は、安全上問題があり、車検にも通りません。
  • ホイールナット: アフターマーケットホイールの多くは、純正の球面座ナットではなく、テーパー座ナットが必要です。ホイールに適合する形状・サイズのナットを別途用意する必要があります。N-BOXのナットサイズは M12×P1.5、一般的な頭の形状は19HEXです。

費用の目安

  • ホイール: 価格帯は非常に広いです。比較的安価な鋳造ホイールで1本あたり1.5万円〜2.5万円程度から、ブランド品や鍛造ホイールになると1本あたり数万円以上になります。
  • タイヤ: 16インチの軽自動車用タイヤは、銘柄や性能によりますが、1本あたり7千円〜1.5万円以上が目安です。
  • 工賃: タイヤ組み換え、バランス調整、車両への脱着工賃が必要です。サスペンションを交換した場合はアライメント調整費用も加わります。
  • 合計: ホイール4本、タイヤ4本、工賃を合わせると、選択する製品によって大きく変動しますが、おおよそ8万円〜20万円以上の予算を見ておくと良いでしょう。中古品を探すという選択肢もあります。

燃費への影響は?

前述の通り、燃費は悪化する傾向にあります。悪化の度合いは、ホイールの重量、タイヤの転がり抵抗性能、運転スタイル、タイヤ外径の変化量などによって異なります。N-BOXのカタログ燃費(WLTCモード)を参考に、数%〜10%程度の低下を想定しておくのが現実的かもしれませんが、一概には言えません。

車検は大丈夫?注意点

インチアップ自体が違法なわけではありませんが、日本の**車検(保安基準)**に適合させるためには、以下の点に注意が必要です。

  • フェンダーへのはみ出し(突出): タイヤ及びホイールがフェンダーの外側にはみ出してはいけません。日本の基準は厳格であり、リム幅とインセットの選択は非常に重要です。ローダウンによるキャンバー角の変化も考慮に入れる必要があります。
  • スピードメーターの誤差: タイヤの外径が純正から大きく変わると、スピードメーターが表示する速度と実際の速度に誤差が生じます。許容範囲(一般的に+6%/-22.5%程度だが実運用上はよりシビア)を超えると車検に通りません。165/50R16(純正15インチ比+約9mm)や 165/45R16(同-約8mm)であれば、多くの場合許容範囲内ですが、念のため確認が必要です。
  • ロードインデックス (LI): タイヤのLI値が車両指定値を下回ってはいけません。
  • 干渉: ハンドルを左右いっぱいに切った状態や、サスペンションが大きくストローク(縮んだ)した際に、タイヤやホイールがフェンダー内部、サスペンションアーム、ブレーキ部品などに干渉しないことを確認する必要があります。

これらの基準を満たさない場合、車検に通らないだけでなく、安全な走行にも支障をきたす可能性があります。インチアップを行う際は、N-BOXのカスタム経験が豊富な信頼できるタイヤ・ホイール専門店や整備工場に相談し、保安基準に適合するパーツ選びと確実な取り付けを依頼することが非常に重要です。 安易な選択は、後々のトラブルや余計な出費につながる可能性があります。N-BOXの車検費用相場に関する情報も参考に、カスタム費用と維持費のバランスを考えましょう。

まとめ

ホンダ N-BOXカスタムの16インチ化

ホンダ N-BOXカスタムの16インチ化は、愛車の見た目を大きく向上させる魅力的なカスタムですが、乗り心地に関してはトレードオフが生じることを理解しておく必要があります。

本記事で解説したように、16インチ化によってタイヤの扁平率が低下するため、路面からの衝撃が伝わりやすくなり、乗り心地が硬く感じられる傾向があります。この変化の感じ方には個人差があり、タイヤの種類やホイールの重量、他のカスタム状況によっても左右されます。

一方で、ハンドリングの応答性が向上したり、高速走行時の安定感が増したりといったメリットも期待できます。

乗り心地の悪化を少しでも軽減するためには、

  1. タイヤ選び: 165/50R16サイズや、コンフォート性能を重視した銘柄を選択する。
  2. 空気圧管理: 適正な空気圧を維持し、微調整を試みる。
  3. 軽量ホイール: 可能であれば、バネ下重量を軽減できる軽量なホイールを選ぶ。
  4. サスペンション: 必要に応じて、乗り心地改善を目的としたサスペンション交換を検討する(費用と効果を考慮)。

といった対策が有効です。

最終的に16インチ化を行うかどうかは、見た目、乗り心地、走行性能、コストといった要素の中で、ご自身が何を最も重視するかによって決まります。後悔しないためには、情報を十分に収集し、メリットとデメリットを理解した上で判断することが大切です。

そして、実際にパーツを選ぶ際には、適合サイズ(特にインセット)やタイヤのロードインデックスを確実に確認し、フェンダーへのはみ出しやスピードメーター誤差などが車検(保安基準)に適合するよう、専門知識のあるショップとよく相談することをお勧めします。

これらの点を踏まえ、ご自身のN-BOXカスタムを、より満足度の高い一台に仕上げてください。

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